夏、起こりがちな車のトラブルとは
海、山、夏はいろいろなところに出かけていくことが多くなります。
高速道路の料金が土日祝日割引になるという事もあり、車で出かけていくという事も多いです。
その中で起こりやすくなるのが車のトラブルです。
夏に起こりやすい車のトラブルというと、どのようなことがあるのでしょうか。
それを理解しておくことで、急な車のトラブルの対応ができるようになります。
バッテリーの過放電はなぜ起こる
夏に多い車のトラブルというと、バッテリーの過放電があります。
JAFは、車のトラブルに対応してくれる日本自動車連盟という所ですが、そのデータによると、平成27年、最も出動が多かったロードサービス依頼は、過放電バッテリーでした。
過放電バッテリーというのは、いわゆるバッテリーが上がった、という状態です。
実に全体の30%という割合だったといいますので、これは非常に多いという数字です。
夏場は車内の温度が高くなるので、どうしても車のエアコンをかなり使用します。
電力消費が多くなりエンジンの発電機の発電量が消費量に追いつかないという現象が起こります。
車のエアコンは、エンジン出力を利用するコンプレッサーより風を送るファンが消費電力も多くなります。
またブレーキランプのも消費電力が多い電装部です。
夏場、渋滞に巻き込まれてエンジン回転数が低い状態でエンジンの発電機の充電力が弱くなり、しかもエアコンに渋滞中ブレーキを多用することで、どんどんバッテリーが放電し、過放電という状態になるのです。
この状態を軽減させるためには、バッテリーのチェックを行うという事です。
旅に出る前に必ずバッテリーのチェックを行います。
正常なら数時間の渋滞でトラブルになることはありません。
バッテリー消費の多いエアコンはずっと最強にせず、オートエアコンにしておき、設定温度をこまめに変えるという事が必要です。
パンクトラブルはNO1
高速道路で見かける事ががるパンク修理の現場、ああはなりたくないと思いますが、パンクは、夏場の高速道路でバッテリー上がりと同じくらい出動回数が多いんですね。
長い時間高速走行していると、タイヤへの負荷が高くなり、空気圧が低い状態で走らせると空気抵抗が強くなりタイヤのたわみ、変形が大きくなります。
この結果、タイヤのバースト、パンクという状態になります。
タイヤのパンクは、ゆっくりと空気が抜けていく、スローパンクチャーという状態、また破裂してしまうバーストという状況があります。
タイヤをパンクさせないためには、日ごろから日常点検の中でタイヤの空気圧を確認しておくという事です。
空気圧が低くなっているとパンクにつながります。
タイヤの空気圧を調べるエアゲージは、ホームセンターで売っていますし、ガソリンスタンドでしっかり調べてくれるので、高速に乗る前には、必ず調べるようにしましょう。