ナンバープレートを盗まれた

部品盗難されやすいナンバープレートとは?

車に関する盗難というと、車そのものや高価なパーツというイメージがありますが、実はナンバープレートの割合が非常に高いのです。
全体の半数近くがナンバープレートの盗難だとされています。
これは単にいたずらをする目的で壊し持ち去るというものの他、盗難ナンバーを別の車に取り付けて犯罪に使うという目的でなされることもあります。

もし自分のナンバープレートで犯罪が行われるとなると、大きなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
そこまで行かなくても、ナンバープレートの再交付は手続きが面倒ですし、費用も掛かります。

実はナンバープレートには盗まれやすいものがありますので、該当する方は特に注意すべきです。
まず、地域によって盗難が多いところがあるという点です。
自動車の保有台数の関係もありますが、2019年の統計では全国でダントツに多いのが大阪府で、続いて神奈川県、愛知県となっています。
こうした地域に住んでいるかは要注意です。

さらに、加工しやすい番号も盗難のリスクがあります。
たとえば、「0、1、3、8」といった数字は手を加えることで、他の数字にしやすいので犯罪目的で盗まれることがあるのです。
また、「・」が多く入っているナンバープレートについても同様です。
いわゆる希望ナンバーで多い数字も、いたずら目的も含めて盗難被害が多い傾向にあります。
「・・・1」やぞろ目の数字などがその代表的な例です。

自分のナンバープレートを盗まれてしまったら

ナンバープレートが盗まれてしまったら、すぐに警察に行きましょう。
というのも、盗まれたナンバープレートが悪用され何かの犯罪に使われることがあるので、それを警察に知らせることでトラブルを未然に防げるからです。
警察では盗難届を出すという形で手続きをします。
ここでは、あくまでも盗難についての届け出をするだけですので、別に再交付の手続きをしないといけません。

また、事前に仮ナンバーを取っておくことも求められます。
というのも、ナンバープレートの再交付では車の持ち込みが必要ですが、ナンバープレートがない状態では車を走らせてはいけないからです。
市役所などで事情を説明して、仮ナンバーを申請します。

その後の再交付は、自治体によって、また普通自動車か軽自動車かという違いによって手続きに差が出てくることもあります。
基本的には、管轄地域の運輸支局に書類を持っていき、新しい車検証の交付とナンバープレートの交付をしてもらうことになります。

盗難防止のための対策

ナンバープレートはビスで留まっているだけですし、封印もドライバーで簡単に壊せますので、盗難被害に遭いやすいです。
そこで、盗難防止ねじで留めるという対策を取れます。
これは普通のドライバーでは緩めることができないねじで、特殊な工具が必要となるため防止策として有効です。