携行缶を使う場合の注意点
燃料切れで車が動かなくなったとき、携行缶を使った給油という選択肢があります。ただし、携行缶を使用する場合にはいくつかのルールや制約があるため、事前に知っておくことが重要です。まず、ガソリンスタンドで燃料を携行缶に入れてもらう際は、消防法の規定により「金属製の携行缶」が必要になります。プラスチック製の容器やポリタンクは認められていません。
また、すべてのスタンドで携行缶への給油ができるわけではなく、セルフ式では原則として利用者自身が行うことが禁じられています。従業員による立ち会いが義務づけられているため、フルサービスの店舗を選ぶと対応してもらえる可能性が高まります。
給油後に車へ燃料を補充する際も、火気のない場所で行い、静電気による引火に注意が必要です。周囲の安全を確認し、落ち着いて対応しましょう。携行缶は便利な道具ですが、取り扱いを誤ると危険につながるため、扱いには十分に配慮しなくてはいけません。
高速道路など給油禁止区域での対処
高速道路やトンネル内で燃料切れを起こした場合は、基本的にその場での給油は認められていません。道路交通法や道路管理者の指示により、給油は安全な場所へ移動してからでなければ実施できないことになっています。ガス欠のまま停車してしまうと、追突などの重大事故につながるおそれもあるため、できるだけ早く路肩などに寄せ、車を停止させましょう。
車を止めたらハザードランプを点灯し、後続車への注意を促しましょう。加えて、三角表示板や停止表示灯を後方に設置することで、安全性がより高まります。停車した場所によっては、発煙筒の使用も有効です。
また、高速道路上でのガス欠は交通違反の対象となる可能性があり、減点や反則金が科される場合もあります。燃料計の残量を過信せず、早めの給油を心がけることで、こうしたトラブルは未然に防げます。
連絡先とロードサービスの活用方法
燃料切れで自力の対応が難しいときは、ロードサービスの利用が効果的です。代表的なものにはJAFや自動車保険付帯のロードサービスがあり、ガス欠時の燃料補給や最寄りのスタンドまでの牽引などに対応しています。加入状況によっては、無料でガソリンを届けてもらえるケースもあります。
連絡を入れる際は、停車した場所・車種・状況を正確に伝えるとスムーズです。待機中は車外に出ることを避け、安全な場所で待つことが大切です。高速道路上であれば、防音壁の外側やガードレールの外など、より安全な場所へ移動しましょう。
なお、保険会社によってはスマートフォンのアプリからロードサービスを呼べる機能が用意されている場合もあります。事前に登録しておくと、万が一の際にもあわてずに連絡が取れるため、確認しておくと安心です。