冠水してしまった時の対策

最近多くなっているゲリラ豪雨などによる車の冠水被害

地球温暖化の影響なのか、最近は至るところでゲリラ豪雨がありますし、これまで台風など通過したことがないような地域に台風が上陸し、ひどい被害を経験されている方々も少なくありません。

東日本大震災では津波被害によってとてつもない数のクルマが冠水被害にあい、ゲリラ豪雨などによって、各地で車の冠水被害が相次いでいます。
もしも、自分のクルマが冠水被害にあった場合の対処法を心得ておくことも必要です。

冠水車は出火の要因となる

未曾有の被害を出した東日本大震災、この時、津波による被害が甚大だったことを日本全土の国民が映像などによって知り驚愕しました。
津波は非常に怖いものなのだという事、また津波によって二次被害などが起るという事を自分の目でオンタイムに知る事になったのです。

冠水による被害はこの時、10万台以上となったと報告されています。
冠水した車を水が引いた後に動かす際、ガソリンを入れれば動かせるのではないかと思う人もいますが、冠水した車は特別な注意が必要なんです。
電気系統のショートなどが起り発火する危険性を秘めています。

車への対応

ボンネットをあけてどのあたりまで水が入ったのかを確認します。
水がエンジンルームに残っていないかどうかを見て、エンジン本体、室内が完全に水に浸かったという毛遺跡がある場合、エンジンの始動はあきらめましょう。
バッテリーのマイナスターミナルを外して、ロードサービスに依頼します。

エンジンルームに浸水した形跡がなくても、車の外観、内部など異常個所がないかどうかをしっかりと確認し、タイヤの半分よりも上まで冠水した様子ならエンジンの始動はあきらめた方がいいかもしれません。

もしもエンジンの始動が可能かどうかを確認する場合、エンジンルームから煙が出ないかどうか、他に異常がないか、もう一人一緒に確認してもらうといいでしょう。
ハイブリッド、電気自動車などは通常のクルマよりもかなり強い電流を持っているので、基本的に「近づかない」ようにします。

車両保険はどうなっているのか

クルマが冠水してしまい動かなくなってしまったという時、修理の問題なども出てきます。
しかし室内まで冠水した車は正直、修理をしても後のトラブルが多いなど、影響が多く廃車とするケースが多いです。

車両保険に入っているから大丈夫と思う方もいますが、通常、車両保険の一般的な愛プは、地震や火山噴火、津波などの災害による損害を補償適応外としています。
保険の約款を確認してみてください。
これは保険加入時に説明を受けると思います。

例外として、自然災害にも対応する特約へ加入していう場合、車両保険の範囲内での保障を受けることができます。
一度、保険内容を確認しておくべきなのかもしれません。