バイクのタイヤから異音？その原因とは？

ブレーキをかけるとキーキーといった音がするとか、ガーガーといった異音がする場合、何らかのトラブルが起きていると考えられます。
キーキーなどの音がする場合は、ブレーキパッドが設置する部分に傷が入っていることが多く、パッドの摩耗ではガガガーといった音、ディスクローターに歪みがあるとシャーといった音がするなど、原因によって様々です。

異音があるということはブレーキに何らかの支障が起きている証拠といえます。
ブレーキはバイクにとって安全に走行するために、常にいい状態であることが求められますので、異音がしたらバイクからのメッセージとして早急に対応することが必要です。

ブレーキパッドの交換後の異音

ブレーキパッドを新しいものに交換したら、キーキーという音がするようになったという場合、ブレーキパッドが面取りされていない、もしくはまだなじんでいない状態で接地面が均等に当たっていないことが考えられます。
ブレーキパッドの接地面に傷が入ってキーキーという音が出ているので、ブレーキパッドの角を面取りすることが必要です。

パッドの角になっている部分をやすりで面取りします。
接地面も斜めに交差させるような形でペーパーによって研磨すると、異音はしなくなるはずです。
ブレーキパッドの摩耗粉の焼き付きや、表面に異常が起きている場合も、同じように接地面をペーパーで研磨すると解消します。

ブレーキパッド残量が少なくなることが原因

ブレーキパッドはブレーキをかけるたびに利用するため、日々消耗しています。
四輪車の場合、ブレーキパッドが摩耗し交換時期になれば、パッドウェアインジケーターがディスクローターに擦れるようになっており、異音によって知らせてくれる仕組みです。
しかしバイクはこうした仕組みがほぼないので、自分で残量のチェックをする必要があります。

定期的にチェックし、残量が少なくなっているようなら交換しましょう。
交換せず無理に使い続けると、ブレーキパッドのベースプレートという金属部分にまでトラブルが発生し、ブレーキをかけたときなど、ガーガーという異音がするようになります。
ディスクローターにトラブルが起きれば、ディスクローターの交換が必要となり、余計に費用がかかるのです。

ディスクローターまで傷・歪みが出れば別の異音が出てくる

ブレーキパッドだけではなく、ディスクローターにまで傷や歪みが入ると、シュッシュッ、シャーという音が出てくることがあります。
歪みの場合は、歪みを修正して何とかなることもありますが、ほぼ、交換が必要と思っておく方がいいでしょう。

ディスクローターそのものはものによって値段も違いますが、5,000円くらいから30,000円くらいのものもあります。
ディスクがダブルディスクのものは、左右必要なのでより費用が掛かってしまうのです。
これに工賃6,000円から10,000円くらいかかるので、こうした異音になる前にしっかり対応しておくことが必要です。

早め早めの対処が必要です！

バイクのメンテナンスや定期点検を欠かさず行っている人は、異音がする前にしっかり対処できるはずです。
異音がしても、し始めてからすぐに対応しておけば、大きなトラブルになることもありません。

普段は聞いたことがないような音がするということは、バイクに何らかの異常がある証拠！と考え、すぐに対応することが必要なのです。
異音以外でも、ブレーキの効きがおかしいと感じるときや、何か違和感がある場合にはそのままにせず、原因を突き止め対応すべきでしょう。