車種の特徴
スズキ・スペーシア(Spacia)は、名称に象徴されるように非常に広い居室空間を実現した軽自動車です。
スペーシアの最大の特徴は全長×全幅×全高が3,395×1,475×1,785mmという非常に大きなサイズをしているということで、さらに丸みのある親しみやすい外観もあってファミリーカーや若い女性から高い支持を受けています。
2017年12月14日にフルモデルチェンジをしたばかりということもあり、最新の装備を兼ね備えた車種としても人気です。
スペーシアにはスタンダードとスペーシアカスタムの2車種がありますが、いずれも同時期にモデルチェンジをしています。
新型スペーシアとスペーシアカスタムでは外観形状に違いがあり、特にフロント部分の形状が大きく異なっているのが特徴的です。
なお、スペーシアのフルモデルチェンジは今回が初めてで、このモデルチェンジにより2代目のモデルということになります。
まず最も大きな変更点として、「スズキセーフティサポート」というスズキ独自の安全装備が追加されています。
他にも「デュアルセンサーブレーキサポート」という衝突時の被害を軽減するシステムや、後退時の衝突被害を防ぐ「後退時ブレーキサポート」システムが搭載されています。
特に後退時の安全システムは軽自動車では初の導入というところが特徴的です。
フルモデルチェンジについて大きくまとめると「安全性能の向上」「マイルドハイブリッドシステム搭載」「新プラットフォームHEARTECT(ハーテクト)」採用といったものが主な仕様の変更です。
外観部分についてもより現代的なデザインとなったことから、今後の軽自動車のシェアにも影響があるでしょう。
車種の内装と外装
内装部分の特徴としてはブラックを基調とした中に赤色のアクセントを入れるという、シックなインテリアです。
HYBRID Xではベージュの内装バージョンも展開しているので好みに合わせて選べるのが嬉しいところでしょう。
内部のシートの自由度が高いというのも特徴の一つで、後部の背もたれを倒すことで、自転車も立てたまま収納をすることが可能です。
前座席も180度後ろに倒すことができることから、そのまま横になることできます。
希望小売価格
新車購時のメーカー希望小売価格は、新型スペーシアでは133万~158万円、スペーシアカスタムでは157万~190万という範囲です。
いずれも2WDと4WDのタイプから選ぶことができます。
なお全車に標準装備をされている「衝突被害ブレーキ」ですが、オプションで外すことも可能となっており、外すとそれぞれのモデルから59,400円引きとなります。
前モデルと比較をした場合、この衝突被害ブレーキがついた分の金額の上乗せとなっているのでしょう。
ただ、金額のために安全装備をとるというのは問題がありますので、よく考えて選んでもらいたいです。