セレナの特徴と内装

車種の特徴

日産セレナ(SERENA)は5ナンバーサイズのボディとして非常に人気のある車種です。
現在非常に人気の高いミニバン車ですが、セレナはその中でも非常に歴史が古く1991年に初代モデルが発売されています。

さらに付け加えると、もともと日産のバネットコーチとして販売されていた車体をフルモデルチェンジしたときに車名を「セレナ」と変更したことになっています。
なおセレナはOEMでスズキに提供をされており、そちらは「ランディ」という名称です。

初代モデルで爆発的な人気となったのが、世界初のスライドドアパワーウインドでした。
このパワーウインドは現在ではダイハツ・TANTOなどでも使用をされており、広い居室空間ではとても便利な機能です。

1999年には最初のフルモデルチェンジがされており、ワゴン車専用設計として両側スライドドアとなっています。
機能的に非常に優れた性質を持っていたことから、ミニバンブームの牽引役になっただけでなく、セレナで導入された機能を他メーカーが追随するということも起こりました。

なお現在販売されているモデルは前のモデルよりも室内全長が180mm拡大された3,240mmとかなり大型化をしています。
ライバル車としてはTOYOTAのノアやヴォクシーがありますが、そちらが2,960mmという長さであることと比較すると、かなり大きな車体であるということが分かるでしょう。

車種の内装と外装

ミニバンの王道とも言われているセレナでは、カラー展開が全部で13色と驚くほど多いという点が特徴です。
これは単色だけでなくツートンカラーでも展開をしているからで、公式サイトから外観全体を見回すことができる写真が掲載されています。

もう一つ外装の特徴にスクラッチシールドという、外部からの傷に強いコーティングをしているということがあります。
こちらはボディ表面に軟質樹脂で塗装をしているためで、走行中や洗車中に傷がついた時に時間の経過とともに自然に修復していくという便利な性質を持っているのです。

内装ではミニバンの特徴である3列シートとなっており、グレードによりカラーや素材が変化をします。
なお社内シートは7人乗りと8人乗りで切り替えをすることが可能で、3列目は折りたたむことで大容量の荷物を積み込むことが可能です。

他にも駐車時の視界をサポートするアラウンドビューモニターや、足をかざすだけでドアが反応するスライドドアなど、便利な機能が数多く搭載されています。
高速道路の運転に便利なプロパイロットも搭載をされていますが、こちらもミニバンクラスでは世界初です。

希望小売価格

セレナでは2WDと4WDとの二種類で展開しており、さらに内部で複数のグレードがあります。
価格帯は230万~320万円くらいの範囲におさまっており、どういった機能があるかは細分化されているので、購入を検討する時には使用環境からどのモデルが適切かを考えてみるとよいでしょう。