プリウスの特徴と内装

車種の特徴

TOYOTAのプリウスといえば、毎年の人気車種ランキングで必ず上位にランクインする有名車種です。
軽自動車を除く普通乗用車での販売台数ランキングの推移で調べてみると、プリウスが初めて首位になったのは2009年からで、以後2012年まで圧倒的な差でトップとなっていました。
2013年には同じTOYOTAのコンパクトカーであるアクアにわずかに抜かれたものの、その後2016年に再び首位に返り咲き、現在も多くのユーザーから高い支持を受けています。

プリウスの人気の理由と言えばなんといってもその燃費の良さにあります。
現在自動車業界全体での主流となっているのがハイブリッド車ですが、プリウスはモデルチェンジのたびに最新式のシステムを導入しています。

ちなみに現在販売されているのは2015年12月にフルモデルチェンジをした4代目のモデルです。
この4代目モデルから導入されているのが「TNGA」という従来の乗用車とは異なる骨組みで、これがプリウスの外観にかなり影響を与えています。

その一方で、以前からプリウスに乗り続けてきた人からこの「TNGA」は評判がそれほどよいわけではなく、過去には豊田章男社長がその外観をよく思っていないような発言までしています。
ちなみに「TNGA」というのは「Toyota New Global Architecture」の頭文字をとったものです。

機能的にはJCBカード08モードでの燃費を40.8km/Lという驚異的な数字を出しており、さらにハイブリッド車ならではの静かな走行性能が備わっています。
走行性能のよさからタクシーとして使用している企業もあり、サービス事業向けの乗用車としてよく使用されているのを見かけるでしょう。

車種の内装と外装

プリウスの外装部分の特徴についてもう少し詳しく説明をすると、「TNGA」とは、外形的な構造だけでなく、開発システム全体を通した共通化・標準化のことをさします。
具体的には、複数車種を同時に開発をすることにより部品の共通化をしたり、エンジン規格を統一したりといった部分です。

内装部分では低重心ボディとして作られており、天井を広く見せることにより開放的な空間を演出しています。
特に後部座席からのゆとりある頭上設計は大変評価の高いところで、リヤシートは長時間座っても疲れが貯まらない構造です。

希望小売価格

プリウスには複数のグレードが展開しており、価格も仕様により大きく異なります。
現在最も多く販売されている特別仕様車Sではメーカー希望小売価格が約280万円程度となっており、全国のプリウス販売店でそれぞれ微妙に異なります。

Aプレミアムというツーリングセレクションになると価格は310~340万円程度にまで上がりますが、標準でアルミホイールやリヤバンパーなど特別な装備がつきます。
モデルによりどのような違いがあるかは細かく公式サイトに記載されているので、そちらを参考にしてみてください。