車種の特徴

N-BOXはHONDAの軽自動車を代表するモデルです。
デザインのコンセプトとなっているのは「お気に入りのカフェで過ごすような空間」ということで、広い居室空間とともに過ごしやすい装備品を揃えています。

HONDAの軽自動車と言えば長年にわたり「Life」が製造販売されてきましたが、N-BOXはその後継車として新たなHONDAの軽自動車の主流として今日まで来ています。
現在販売されているのは2代目となるモデルで、2017年9月1日にフルモデルチェンジをしてから一気に販売台数を伸ばしてきました。
フルモデルチェンジといっても外観部分はそれほど前のモデルと異なる部分があるわけではなく、機能面を大きく向上させたというところがポイントです。

初代N-BOXから軽自動車業界では非常に高い評価を得てきたモデルで、2011年12月に販売をされてから、2013年から常に販売台数ランキングで上位に食い込む車種となっています。
特に大きな転機となったのは2016年に第1位を獲得するとともに累計販売台数が100万台を突破したということでしょう。

人気の理由となっているのは、やはり他車種と比べて圧倒的に広い室内空間があるということです。
これは軽自動車の規格ギリギリまで伸ばした車高や長さに加えて、エンジンをコンパクトなサイズにしたことによってホイールベースを伸ばしているということが理由です。
さらに燃料タンクの場所を前座席の下側に配置しており、これによって後部座席の床を低めに設置しています。

広い運転席からの視野も安全性を重視したもので、安全性能にも高い評価がある「緊急自動ブレーキ」の導入など細部に工夫が見られます。
ホンダの普通乗用車で搭載されている「Honda SENSING（ホンダセンシング）」も軽自動車として初めて導入しており、レーダー波と単眼カメラにより歩行者にも反応可能な検知システムです。

車種の内装と外装

内装の特徴として助手席のスーパースライドシートがあります。
これは助手席部分を前後570mm移動させることができるというもので、通常仕様の助手席移動は240mmであることを考えると、倍以上の移動が可能ということになるでしょう。

助手席を最大まで前に出せば後部座席とほとんど壁のない状態となりますので、会話をしたり荷物の様子を気にしたりということが可能です。

希望小売価格

標準仕様のN-BOXの全国メーカー希望小売価格はFFタイプで1,385,640円（税込）、4WD仕様では1,516,320円（税込）です。
上記で説明した「Honda　SENSING」を搭載しないタイプのオプションもあり、その場合はFFでは1,315,440円（税込）、4WDでは1,445,120円と価格が大きく下がります。

しかしそれでも130万円を超える軽自動車は販売価格としてはかなり高額になりますので、そのあたりがより安価に購入できるハイトワゴンタイプの車種と比較して若干気になる点です。