ジムニーの特徴と内装

車種の特徴

スズキ・ジムニー(JIMNY)は、2018年に20年ぶりに全面改良がされたことで一躍注目を浴びた、歴史の長いオフロード車です。
スズキといえば軽自動車の専門メーカーですが、そのラインナップの一つとしてオフロードタイプのジムニーが含まれています。

実はこのジムニーはもともとスズキで開発をされたものではなく、以前に存在していたホープという遊具メーカーが開発をした「ホープ自動車」という機種がベースになっています。
このホープは軽自動車として「ホープスターON 4WD」という車種を販売していたのですが、これを現在のスズキ自動車の会長である鈴木修氏が当時に製造権を買い取りました。
そうした経緯があってもスズキジムニーの初代モデルが販売されたのは1970年ということなので、十分に歴史のある車種ということになるでしょう。

その後自動車が一般に急激に普及したということもあり、ライバルとなる車種も登場しましたが、現在まで残っている軽オフロードという自動車はこのジムニーのみです。
40年以上にわたって人気車種を維持しているというところこそが、ジムニーの最大の特徴と言ってよいでしょう。
ただ歴史があるというだけでなく、走行性や保守性能の高さが長く評価をされてきたこともまた注目をしておきたい点です。

走行性能の特徴は悪路を走破することを前提に設計された本格的な4WDで、軽自動車という排気量に制限がある中で驚きのパワーを発揮します。
この源となっているのが堅牢なシャシーで、通常の車種では一体となっているシャシーとボディを別にしているというところが独特です。

この2つを別に作っていることで、もし走行中に強い衝撃があってもフレームが曲がって走行できなくなるということがありません。

車種の内装と外装

ジムニーの外観は販売当初からのコンセプトをそのままに、ほとんど変化なく継続されています。

近年では流行している丸みのあるボディをあえて採用せず、当時より角ばった箱型のエクステリアをしています。
四角いボディに丸いライトという、どこかレトロな印象のあるデザインは一周回って現代では最新のもののようにも感じられるかもしれません。

インテリアでもコンセプトどおり質実剛健な印象で、余計な装飾がなくシンプルな見た目をしています。
エクステリアもインテリアも、オフロードで走行してつく傷を意識していることから、傷や汚れが目立ちにくい仕様をしています。

希望小売価格

新型ジムニーの価格はメーカー希望小売価格で1,458,000円(税込)~となっています。
こちらはXG、4WD、5MT車での見積もりで、他にもいくつかのラインナップがあるので仕様をこだわって選びたいところです。
最も人気のあるモデルの価格は1,744,200円~となっているので、一般的な軽自動車と比較をするとやはりかなり高額という印象があります。