新型EVとして登場したHonda eの特徴

ホンダは電気自動車の開発を着実に進めていて、その技術を高めています。
その一つの表れとして、2020年10月にHonda eを発売しています。
これは、ホンダで初めての量産タイプの100パーセント電気自動車です。
それまで燃料電池車やハイブリッドの開発に力を入れてきましたが、電気自動車のニーズを見込んでホンダの技術を集めたHonda eが誕生したのです。

Honda eは、街乗り用の1台でフィットに近いサイズ感となっています。
具体的には、フィットよりも10センチ程度車長が短くなっていて、わずかに車幅が広く作られています。
2,530mmのホイールベースと小回りが利きやすい、気軽に乗って楽しめるEVとして発売されています。
近未来的なイメージもある独特の雰囲気の概観で、かわいらしさを兼ね備えています。

駆動形式はリアモーター、リアドライブというもので、効率よく動力を活かせるのが特長です。
充電はフロント中央から行うことができます。
街乗りを意識したデザインではありますが、ホンダらしく走りを楽しめる作りともなっています。
さらに、足回りの工夫によって無駄な動きや振動が減り、街中でのドライブの快適さを高めています。

Honda eの内装

Honda eの内装で一番目につくのは、やはり正面の5つもあるパネルスクリーンでしょう。
水平に設けられた分割スクリーンは、ドライバー用のメーターパネルや、エンタメを楽しめるワイドスクリーンなど、それぞれの機能に分かれています。
そして、両サイドにはサイドカメラによる映像を映し出すデジタルミラーが採用されています。

エコを意識してパネルはウッド調のさわやかなデザインで、シートは自然な風合いを大事にした作りがなされています。
落ち着きがあり、家の中にいるかのようなイメージを与えてくれるインテリアに仕上がっています。
リアシートを倒して折りたためるようになっているため、荷室の広さを十分に確保でき、買い物やレジャーでも使える車と言えます。

Honda eの希望小売価格

Honda eの価格は451万円が設定されています。
「アドバンス」モデルについては495万円の価格設定がなされていて、装備面での充実度と一部デザインのこだわりが見られます。
ホンダ初の量産タイプEVということで、十分市場で支持を得られる価格であると考えられます。

ホンダセンシングなどの安全装備や、便利なパーキングパイロットが装備されています。
これは、停める場所を決めてボタンを一つ押すだけで、簡単に駐車できるという機能で街乗りではとても便利です。
ホンダ・コネクトという通信機能もあって、かなり充実した装備が着けられていることを考えればお買い得な価格と言えます。