ラジエーター液の点検と交換について

ラジエター液の交換方法、覚えておきましょう

冷却水の点検や補充、特にこういう事をするのが女性は苦手です。
出もできるようになっておくと、いざという時非常に役に立ちます。

冷却水はエンジンルームの中にあるリザーバータンクという場所にあり、目で簡単にチェックできます。
そして冷却水をためてある半透明の樹脂製のタンクは、ラジエターキャップの取り付け部にゴムホースによってラジエターとつながっていて、冷却水の温度が上がると堆積が膨張、ラジエター内の圧力が上昇する仕組みです。
温度が下がっていくと膨張した堆積が収縮し、負圧が発生するという圧力変動をリザーバータンク内で吸収するという仕組みになっています。

このシステムの主軸となっているのが、ラジエターキャップのリリーフバルブという部分です。
冷却水の温度が上がり冷却経路の中の圧力が高くなると、プレッシャーバルブという加圧弁が開いて、あふれ出る冷却水をオーバーフローパイプによってリザーバータンクに流し込みます。
そして冷却水の温度が低くなり圧力が大気圧よりも低くなると、バキュームバルブという負圧便が開いて、リザーバータンク内の冷却水がラジエター内に吸い込まれるという形になっています。

こうした構造で、圧力漏れや水漏れなどがない限り、冷却水が極端に少なくなるという事はありません。
点検も補充も、リザーバータンクを見ながら、簡単に行えるようになっているのです。

チェック、補充をしてみよう

冷却水の点検、まずは水温が下がっているかどうかを確認します。
水温計の指針がC側になっているかどうかを確認してください。

次にラジエターキャップの基部に接続されているオーバーフローパイプと呼ばれる部分をたどり、リザーバータンクをみつけます。
このリザーバータンクで点検を行います。
車種によっては、ウインドウウォッシャー液のタンクと間違えやすいので注意しましょう。

キャップ表記を確認してみると、冷却水、COOLLANTと書かれているのですぐにわかります。
側面に表示されている上下のFULLとLOWのラインの間に液面があれば液量は適量となっています。

もしも冷却水の色が透明感のある赤色、緑色、濁りがあるという場合劣化していることが考えられますので、その場合好感します。
冷却水の定期的な交換を行わずにいた、また水だけ補充して濃度が薄まっているという状態だと、凍結防止や防錆能力が低下してしまい故障原因となります。
冷却水が濁っているようなら要注意です。
即、取り返しましょう。

MINレベルになっているようなら補充します。
冷却水は、エンジンの各部を循環して冷却するという大切な役割を持っているので、冷却水が少ない、汚れているという事は、車の渋滞な故障につながります。

そのため、冷却水は凍結防止、錆防止を行う事ができるLCCが利用されています。
2年間交換不要の不凍結液で、調整可能となっているので、こうした液をうまく利用してしっかりとクルマを守りましょう。