カーコーティングとは
新車を購入する際に、ディーラーにカーコーティングをすすめられることがありますが、カーコーティングというのはどのようなものなのでしょうか。
カーコーティングとは、車の塗装の上にさらに樹脂やガラス、油脂などを用いてコーティングする作業のことです。
カーコーティングには「撥水(はっすい)性」と「親水性」の2タイプがあり、それぞれに水の弾き方に違いがあります。
車を使用する頻度や車の色、走行する地域、普段駐車しておく場所の条件などによって最も適したカーコーティングをすれば、車の外観を長い間を美しく保つことができます。
カーコーティングのメリット
車というのは、どんなに丁寧にケアをしていても、花粉や雨による汚れや洗車機などによって細かい傷が表面に付くものです。
カーコーティングを施しておくと、たとえ車が汚れても軽い洗車によって汚れがすぐ落ちるというメリットがあります。
カー洗剤やスポンジを使って車をゴシゴシ洗わなくても、水圧だけであらかたの汚れは落ちてしまいますから、大幅な時間の短縮にもなります。
車に毎日乗っていると、乗り降りする際にコートやカバンが接触するだけでも小さな傷が出てきますが、こういった傷もカーコーティングによって有効に予防することができます。
また、車に乗っているとどうしても避けられない雨染みにもカーコーティングは効果があります。
雨にはミネラルやホコリなどが混じっていますが、特に黒に近い色の車ではウロコ状の雨染みができてしまい、除去するのがなかなか大変です。
水滴が車体にまだ残っている状態で直射日光に当たると、水滴がレンズの役割を果たし、塗装が焼けてしまうことも考えられます。
カーコーティングを最初からしておけばこのような染みができてしまうのを防ぐことができます。
紫外線もカットしてくれるので、車全体の色あせから大切な愛車を守ることもできます。
将来、車を高値で売却しようと考えているのならぜひカーコーティングをしておくことをおすすめします。
また、カーコーティングのしてある車は、していない車よりも5万円以上高く売れるのが相場です。
カーコーティングの費用相場
カーコーティングにかかる費用は施してもらう場所によってかなり違います。
ガソリンスタンドでやっているカーコーティングは軽自動車クラスで5,000円〜、中型・大型クラスで30,000円〜と安価なのですが、耐久年数が3ヶ月から1年と短いのが特徴です。
これに対してカーコーティング専門店に依頼すると軽自動車クラスで10万円、中型・大型クラスで60万円と高価ですが、耐久年数も5年から7年と長くなっています。
カーコーティングを検討している場合、複数店舗で見積もりを取ってもらうのがいいでしょう。