ボディタイプ別で車を選ぶポイント
自動車業界でよく使われる分類では「軽自動車」「ミニバン」「SUV」「セダン」「ステーションワゴン」などがボディタイプとしてありますが、ほかにもいくつかの種類があります。
それぞれの種類の特徴やメリット・デメリットをしっかりと把握し、自分にとって向いている車を選んでいきましょう。
例えば軽自動車の場合、税金が安く済む、燃費性能が良いといったメリットに対して、乗車できる定員や荷物の積載量が少ないデメリットがあります。
現在人気の高いSUVでは、サイズが大きく幅広い用途に向いていることやアウトドアでの走行に適しているメリットに対して、維持費が高くつくデメリットがあります。
こうしたボディタイプ別で車を選ぶ場合、本体価格だけでなく維持費がどれぐらいかかるのか、あるいは燃費性能や運転時の安全性や運転しやすさなど、幅広い視点でチェックしていくことが求められます。
しかも、安全性や運転しやすさはドライバーの経験や運転技術とも関わってきます。
例えば運転席の視界が十分に確保されている車のほうが運転しやすいですし、これまでコンパクトなサイズの車に乗っていた人が一気に大きなサイズの車に乗り換えると、不安や戸惑いを感じることもあります。
安全性能や運転性能に関する最新の技術だけでなく、自分にとって乗り心地を重視した車選びが求められることになるのです。
ボディタイプ別での車選びで注意したい点は?
注意したい点としては、こうしたホディタイプのカテゴリーは必ずしも明確な定義に基づいて分類されているわけではないことです。
例えばSUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビーグル」の略称で、つまりスポーツタイプとしても使える便利な乗り物、といった程度の意味です。
かなり曖昧な定義ですから、SUV車といってもいろいろな種類があります。
例えば街乗りでの性能を重視した車は「クロスオーバーSUV」、逆に悪路での走行を重視した車は「クロスカントリーSUV」などと呼ばれることもあります。
また、ボディタイプ別の違いがわかりにくい面もあります。
SUVとミニバンはどこが違うのか、SUVとクロスカントリー車の違いがよくわからない、といった疑問の声もよく聞きます。
自分の目にはクロスカントリー車に見えるけれどSUVに分類されている、といったケースも起こりえます。
さらに軽自動車のワゴンタイプなどもありますから、こうしたカテゴリー分けの曖昧な部分を踏まえたうえで選んでいくことも重要です。
ボディタイプ別の人気車種
ボディタイプ別の人気車種ではSUVではスズキの「ハスラー」、ホンダの「ヴェゼル」などが挙げられます。
軽自動車ではホンダの「N-BOX」、スズキの「ワゴンR」が人気で、ミニバンではトヨタの「ノア」、日産の「セレナ」などを挙げることができるでしょう。