家族向けの車を選ぶポイントは?
家族向けの車の購入を検討している方の多くは、まずファミリーカータイプから探し始めるのではないでしょうか。
注意したいのは、この「ファミリーカー」には明確な定義はなく、家族で使うことを想定して作られた、程度の漠然としたカテゴリーになっていることです。
大雑把に言えば、定員が4名以上でゆったりとしたスペースを持った車がファミリーカーとして扱われています。
言い方を変えれば、ファミリーカーとして分類されていない車でも家族向けとして適した車があるわけです。
カテゴライズにこだわらず、自分たち家族にとって快適な車の条件をチェックしていくようにしましょう。
そのうえで重要なポイントとなるのは、やはりスペースのゆとりでしょう。
これは家族、とくにお子さんの年齢によって必要となるスペースが変わってきます。
例えばまだベビーカーが必要な小さなお子さんがいる世帯、あるいはキャンプなどアウトドア目的で使用する場合などは、広めのスペースが確保できるミニバンやSUVが適しています。
意外と見過ごされがちなのが走行性で、普段車に乗り慣れていないお子さんなどが長時間乗っていると、車酔いを起こしてしまうケースも出てきます。
揺れが少ない、重心が低いなど、車酔いを起こしにくい車を選ぶのもひとつの選択肢です。
この点に関してはステップワゴンが優れているほか、マツダのGVC+など、車酔いを起こしにくい特殊な技術が作用されている車もおすすめです。
あとは定番ですが、スライドドアのほうが人の乗り降りや荷物を出し入れがしやすく、家族向けに適しています。
駐車場から出やすい、チャイルドシートの出し入れがしやすいなどのメリットも見逃せません。
家族向けの車選びで気をつけたい点
注意したい点としては、やはりメインとなる用途・目的を決めたうえで選んでいくことです。
アウトドア目的など長時間の運転を前提とした場合にはスペースや走行性が重要になりますが、家族の通勤・通学など日常生活で頻繁に運転する機会が多い場合には燃費性能も重要になってきます。
雨の日に使いやすいかどうかなどもポイントになってくるでしょう。
例えばシートアレンジしやすい車だと雨の日によりゆったりとスペースを確保できるので、濡れた傘や服を置きやすくなるのでおすすめです。
家族向けで人気の車種をご紹介
家族向けとして人気のある車を選ぶとすると、まずホンダの「N-BOX」が挙げられます。
軽自動車でありながら広々とした空間を実現しており、手頃な価格でアウトドアから日常の使用まで幅広い用途で使用できます。
シートアレンジの多彩さも魅力です。
よりたっぷりとしたスペースを確保できるSUVなら、トヨタの「ライズ」がおすすめです。
とくにアウトドアや買い物での使用に適した荷物の積裁量が魅力です。
音声ガイドやパノラミックビューなど、使い勝手の良さでも高い評価を得ています。