フロントガラスに傷があったらどうする?

自分でもできるフロントガラスの修理方法

フロントガラスは飛び石などで傷が付くことも多いですが、ガラスを完全に交換するとなるとかなりの費用がかかり大変です。
といっても、フロントガラスに傷が付いた状態のままでは視界が遮られて運転に支障が出ますし、車検に通らないといった事態にもなります。
そこで、自分で修理できるかどうか、まずは試してみましょう。

市販でもガラスのリペアセットがありますので、それを使って修理することができます。
まず、ガラスを乾いた布で拭きあげてきれいにします。
その後、傷の中に油や砂などが入っていることもありますので、ピンセットで取り出したり綿棒でこすったりして掃除します。

その後、傷の周りにマスキングテープを貼って補修液が飛ばないように養生します。
キットの台座をしっかりと傷の部分に密着させて、固定させます。
すき間が空いた状態ではうまく修復できませんので、ここは気を付けて作業しましょう。

そして、台座に対して補修液を入れて、しっかりと液が付いているかを確認します。
多少漏れるくらいでも良いので、漏れた部分はふき取っておきます。
ポンプもしくは注射器のようなものがありますので、それで圧力をかけたり抜いたりします。

その後、台座を取ってから、傷の表面に補修液をかけます。
その上から補修フィルムで覆って、指定の時間待ちます。
たいていの場合は、30分から1時間程度の放置時間です。
補修液が硬化しているのを確かめて、ゆっくりとこのフィルムをはがします。
切れ味の良いカッターやカミソリなどで、盛り上げっているいらない補修液をこそげ落とします。

500円玉の大きさの傷は交換が必要なので工場に持っていく

このように、市販のキットを使えば素人でもきれいにフロントガラスの修理をすることができます。
しかし、大きな傷については修理することはできません。
目安として500円玉くらいの大きさが限度で、それ以上になると交換が必要となります。

傷の状態によっては、専門の業者に頼めばガラスそのものの交換まで行かず、傷の修復で済ませられることもあります。
どちらにしても、大きめの傷であれば工場に持っていき相談してみましょう。

傷をつけないための運転方法をすることが大事

フロントガラスの傷は、かなりの費用がかかる交換につながります。
そのため、日頃から傷がつかないような運転を心がけましょう。
砂利道などはゆっくりと走り、飛び石に注意します。

また、砂利などを積んでいる大型車の後ろに付いた時は、車間距離を十分に空けて落下物に気を付けます。
さらにタイヤに挟まっていた小石が飛んでくることも多いので、タイヤが大きなSUV車の後ろや、ゴムが柔らかいスポーツタイプの車の後ろも気を付けて車間距離を取ることが大事です。