ライトをLED化

ライトをLED化するメリット

愛車のカスタマイズの中でも多いのが、ライトの交換です。
標準装備されているライトがHIDやハロゲンランプの場合LEDに交換する人が多いのですが、なぜライトをLED化するのかそのメリットについて考えていきましょう。

HIDというのは「High Intensity Discharge lamp(高輝度放電ランプ)」の略で、「キセノンヘッドライト」あるいは「ディスチャージヘッドライト」とも呼ばれています。
ヘッドライトとしては主流の一つで、ハロゲンランプの3倍の明るさを持ち、しかも消費電力はハロゲンランプの約2/3と経済的です。

HIDはハロゲンランプのように球切れを起こすことはありませんが、原理は蛍光灯と同じなので、寿命はもちろんあります。
万が一HIDが切れた場合は新しいものと交換するのに2時間程度の作業が必要ですが、LEDであれば5分もあれば交換することができる点が大きなメリットです。
ハロゲンランプと比較した場合も、ハロゲンはスイッチを入れた途端に切れるというアクシデントが多いのですが、LEDであればその心配がありません。

ライトの理想的な明るさ

夜間に走行することが多い人にとって、ライトの明るさや質というのは非常に重要な問題です。
HIDとLEDを比較するとHIDの方がやや明るめなのですが、HIDは光が強い分、配光が見られやすいという特徴があります。

また、HIDとLEDを比較するとLEDの方がクールな印象を受けます。
HIDは基本的に蛍光灯と同じなので、最初に付けた時にじわっと明るくなるという特徴がありますが、LEDはスイッチを入れた瞬間に最大光量に達するので、どちらがいいのかは使う人の好みにもよります。

もう一つ注意したいのは、ライトが対向車からはどう見えるかということです。
HIDはともすると対向車が眩しいと感じかねないので、その意味からいってもLEDに交換した方がいいのかもしれません。
ハロゲンランプと比較してもLEDはかなり明るいので、真っ暗な夜道を走るにはLEDの方が断然おすすめです。

ライトをLED化する際の注意点

相対的に見てメリットの多いLEDですが、注意点もあります。
あまり安いLEDを選んでしまうと、点灯後、時間が経つにつれてだんだん暗くなっていってしまうという点です。
これでは安心して夜間の走行ができないので、LEDを選ぶ際には値段だけを基準にせず、性能の良いものを選ぶことが大切です。

時間の経過につれてLEDが暗くなっていくのは放熱対策が不十分なことによるので、その点を留意しておくことが重要です。
店頭で購入する場合などは店員の方に詳細を尋ねてから購入するといいでしょう。