タイヤのひび割れが起こる原因と補修方法

タイヤのひび割れが起こるのはなぜ?

バイクのタイヤにひび割れが起きる要因は、3つにわけることができます。
一つは空気圧の不足、次に過積載・オーバー荷重、さらに経年劣化です。

バイクに乗る際には空気圧の点検を行うことが必要ですが、慣れてくるとこうした日々の点検をしなくなる方もいます。
バイクの空気圧が減っていることに気が付かずに走行すれば、走行中タイヤが変形し、それによってひび割れやすくなるのです。

荷物を積みすぎてバイクに負担を掛けたり、いつもタンデム走行しているという場合は、タイヤの表面・側面に通常よりも大きな負担がかかります。
荷重によってタイヤが変形するので、空気圧が足りない状態と同じようにひび割れる可能性も出てくるでしょう。

タイヤはバイクに乗っていなくても、劣化していきます。
紫外線、雨、外気などによって日々劣化していきますし、洗車する際のツヤだし剤なども劣化の原因です。
ずっとバイクに乗ることなく同じ接地面で長期保管しておくことや、気温の温度変化にyとても劣化が進みひび割れを起こしやすくなります。

ひび割れ防止のためにできることは?

ひび割れを防止するためにまず重要なこと、それは空気圧の点検です。
バイクに乗ることが少ない、たまにしか乗らないという人は特に、エンジンを始動させるたび、空気圧をチェックします。
常にバイクに乗っているという方は、ガソリンを入れる際にチェックしましょう。

バイクに負担をかけないためにも、バイクに積む荷物の量やタンデム走行に注意します。
買い物などで重いものを運んだり、長距離のタンデム走行をしたときはタイヤの状態をよく確認することが必要です。
劣化を考えれば積載量は少ない方が安心ですし、避けられないなら耐久性の高いタイヤにするなど予防策を考えましょう。

駐車スペースが屋外、また紫外線が届く場所なら、UVカット・耐水性のあるバイクカバーをかけます。
長期間バイクに乗らないということなら、定期的に車体を移動させ、同じ接地面にならないようにすることもひび割れの予防策です。

タイヤのひび割れの修理方法を理解しよう

タイヤにひび割れが起きているようなら、瞬間パンク修理剤や加硫接着剤というものを利用し補修します。
瞬間パンク接着剤はだいたい1,500円くらいで売っていますので、持っていると便利です。
溝の内側の深い亀裂などに有効ですが、大きな亀裂などには効果が期待できないので、この場合、加硫接着剤を利用します。

加硫接着剤は接地面以外のひび割れ、広範囲にわたるひび割れに効果的です。
携帯できるチューブタイプは500円くらい、缶タイプでも1,000円くらいなので購入しておけば安心でしょう。

タイヤの外観を替えない黒ゴムタイプがあるので、こうしたタイプを利用するとバイクの見た目にも影響しません。
瞬間パンク修理剤や加硫接着剤はホームセンターにも売っていますし、カー用品・バイク用品店などで購入できます。